山形・埼玉名産 紅花そば(乾麺) とは
乾麺である紅花そばの発祥は、山形の名物そばとして今も実店鋪で提供されてはいるが、著者の独自の情報を整理する限り、文献などは見当たらない。
しかし、埼玉桶川にある創業明治24年の臼田製麺工業株式会社から製造販売されている紅花そば乾麺の情報を見る限り由来は古そうであるが定かではない。
かつて桶川宿を中心とする中山道沿いは、「この節紅花盛りにて、満地朱をそそぎるたく如く、うつくしこと何にたたえん方なし」 とうたわれた武州紅花の一大栽培地でした。 麺に、万葉の色『くれなゐ』をモチーフと して紅花を添えました。半夏生(7月上旬頃)に、ひとつ咲き始めるという紅花…。 はるか武蔵野の往来(むかし)を想い、存分に「紅花の郷」の味をご賞味ください。 麺に「紅花の花びら」を練りこんで仕上げてありますためポツポツと入っています。カビなどの不純物ではありませんのでご安心ください。
臼田製麺工業株式会社
乾麺の販売
山形県の県花は紅花であることからそれを象徴し、目にも美しい真紅のそばを表現するため、乾麺を地元産で取り寄せ、観光客や来賓などに提供し、それが一般化してそば店でも提供をし始めたのではないかと著者は考えている。