岩手名産 ひきなそば とは
岩手県の県北、二戸地方に伝わる郷土そばがひきなそばである。
いわゆる栃木でも食されている大根そばなのだが、そばに大根を混ぜ込むこと自体、飢饉を乗り切るための手段とされ、また、大根の抗酸化作用で体を病気から守ると信じられていたことから、1680年ぐらいから食されていたとの文献もある。
こうした伝統が残されているが、ここ岩手のひきなそばの特徴は、生の大根ではなく保存食として重宝されていた切り干し大根を混ぜ込む。
今は、人参やあぶらげなどと一緒に和え味付けされた切り干し大根漬けを単にのせるかけそばスタイルが、田舎スローフードとして脚光を浴びている。
大根は干すことで栄養倍増
カルシウムは、生の大根の約23倍 ・歯や骨を丈夫にする ・動脈硬化、高血圧予防 ・イライラ防止 カリウムは、生の大根の約14倍 ・高血圧予防 ・筋肉弛緩作用 ・余分なナトリウムを排出する ・利尿作用 ・むくみ防止 ・疲労回復 食物繊維は、生の大根の約16倍 ・便秘解消・美肌効果 ・動脈硬化予防 ・不溶性食物繊維にガン予防効果 ビタミンB1・B2は、生の大根の約10倍増 ・食欲増進 ・冷え性予防 ・エネルギー代謝促進 ・疲労回復 ・健康な皮膚、髪、爪の成長促進
ハッピーライフの種