福島名物 ねぎそば とは
福島県会津にある大内宿で食されるご当地そば。鰹節や大根おろしなどをのせたぶっかけそばを、一本ねぎの根っこ部分でたぐって食べるのは、江戸時代から続く宿場町の大内宿の名物料理。
福島の数店でねぎ一本そばと名称し、箸代わりに食べにくいながらも、薬味としても食べられるとして、観光客などに好評である。お蕎麦は、長野県名産でもあり高遠そばと呼ばれていたが、1998年に長野県高遠町の町おこしの一貫として地元高遠町のそばを『高遠そば』を名乗ることとなり、今はねぎそばという呼称をPRしている。
古くから在来種で打たれたそばということもあり、味や香りは絶品であることもあって、各店おもてなしのしのぎを削っている。
また、一本ねぎで水そばを同時に味わえるお店もあり、まさに名物尽くしの観光メシである。
ねぎの栄養
ねぎにはビタミンA、C、カルシウム、βカロチンなどが含まれています。もちろん、葉ねぎと白ねぎでは栄養の含有量が違い、緑色の葉ねぎの方が太陽にあたって育った分、栄養豊富なようです。 また、タマネギにも含まれている「においの素アリシン」が含まれています。
アリシンはビタミンB1の吸収を助けてくれるので、ビタミンB1を多く含む食品と合わせると効果大。 アリシンは、時間がたつと減ってしまうので、食べる直前に調理する方が栄養を無駄なく摂れます。ちなみに、アリシンはにおいの強い白ねぎの方に多く含まれています。 アリシンには血行をよくし、疲労物質である乳酸を分解する作用があるので、肩こりや疲労回復にも効きます。
薬味ねぎ今では一年中食べられますが、ねぎは冬の野菜です。冷えた体を温め、疲労回復に効果のある野菜といわれており、風邪をひいた時は、ねぎと少量の味噌・しょうがに熱湯を注いで飲むと、体が温まり、発汗が促されて熱が下がるといわれています。風邪だけではなく、冷え性の方にも効きそうですね。 ねぎ特有のにおいは、肉や魚の臭みをとり、薬味として使っても食欲増進に効果があります。鍋にするときは、葉ねぎは食べる直前に入れ、あまり火を通さずに食べるのが栄養を効果的に摂るポイントです。
刻んだねぎを冷凍保存して、毎回使う分だけを解凍すれば手間は省けますが、細かく切ったものを保存すると、ねぎのにおいパワーはなくなってしまいます。出来れば、使うたびに刻んだ方がねぎの風味もよく、栄養も摂れます。もちろん、加熱すると栄養が減ってしまうので、電子レンジには入れずに自然解凍がオススメですよ。JA