大阪名物 夕霧そば とは
江戸時代中期に江戸では変わりそばが流行った。
その中でも当時から絶品であったろうと思うのは、柚子切りである。この柚子切りそばが上方に伝わったのは、そう年月はかからなかったと思われる。そうした流れで、うどん圏であった関西にもそば文化が定着して行った中、大阪のそば店が、日本で初めて柚子切りそばに登録商標を取っている名物そば、それが夕霧そばである。
しかし命名したのは店主ではなく、店とは関係のない人(評論家)とのことで少々残念なストーリーである。
とは言え、柚子切りのあの鼻にすっと抜ける柑橘の爽やかさ、盛り汁や薬味による味の確変モードなど、季節そばとは言え、年に数回食したい変わりそばの王道であることに間違いない。
くるみの栄養成分
基本情報
ユズはミカン科ミカン属に分類される柑橘類の一種です。みかんやレモン、スダチ、カボスなどの仲間で、独特の爽やかな香りと酸味があります。
ユズの酸味は強く、皮が固いことなどもあり、みかんのようにそのまま食べることはあまりありません。
しかし果汁や皮、もちろん実そのものも、さまざまな料理に使うことができ、日本料理の他フランスなどでも注目されている食材です。
漢字では「柚子」と表記されるユズは、原産地は中国とされていますが、日本でも古くから栽培されています。
産地と旬
ユズの主な産地は高知県や徳島県、静岡県などです。柑橘類の中では比較的寒さに強い果実ですが、-5℃程度の気温が続くと状態が悪くなる場合もあるようです。ユズは初夏にかけて花が咲き、その後実をつけます。7~8月頃に出回るのが、未熟の状態で収穫された「青ユズ」。
一方、一般的に流通しているユズは、熟してから収穫された「黄ユズ」です。黄ユズは11月頃に多く出回ります。
またユズはハウス栽培もされていて、露地栽培よりも早めに旬を迎えます。青ユズであれば4~7月、黄ユズは9月頃が旬です。