栃木県はニラの生産が全国2位で、ニラをふんだんに使った料理が多い。通常のざるそばは海苔を上にかけるのが主流だが、栃木県鹿沼市は、関東有数のそばの郷として、寒暖の激しい気候から生まれる、コシの強い香り高い蕎麦を生み出すことから、また鹿沼はニラの産地としても有名であるので、それを一緒くたにした、にらそばが生まれた。
歴史は比較的最近のことであり、鹿沼市で本格的に「にらそば」を広めたのは、2007年に同課を事務局とする「鹿沼そば振興会」ができてから。それまで、市内で収穫されたそばの多くは市外へ売られていたが、地元での消費を増やそうと、市内のそば生産者や飲食店をつなぐ目的で結成した。 鹿沼産のそばを100%使用し、そば粉が7割以上の手打ちそばを出している店に「認証店」のお墨付きを与えている。さらに、他のそばどころとの差別化を図るために目を付けたのがにらそばだった。10年5月には、日本テレビ系の人気番組「秘密のケンミンSHOW」で紹介された。旧粟野町(現鹿沼市)出身のガッツ石松さんも出演し、知名度が一気にアップした。
振興会でもこの機会を逃さず、にらそばの写真を表紙にしたPR冊子を作成するなど、にらそばを定着させる努力を続けている。
くせが強いとされているにらだが、あくまでそばの薬味として味わって頂くことを目的としているので、にらそばを愛する人達にとっては、逆にニラ臭さが食欲をそそるようです。
参照:読売ONLINE
ニラには、疲労を回復させるビタミンB1、エネルギー代謝を促進するB2、貧血を予防する鉄分、むくみを解消するカリウム、イライラを鎮めるカルシウム、血液の循環をスムーズにするマグネシウムなど、豊富な栄養素が含まれています。また、ビタミンC、Eにはがんの原因のひとつといわれている活性酸素の除去作用や、セレンには活性酸素の働きを助ける過酸化脂質を抑制する働きがあります。
中でも注目したいのがニラの免疫力をアップする働きです。具体的にはどのような効果が期待できるのでしょうか?
参照:スキンケア大学